Complete text -- "新しいLogic 9"

24 July

新しいLogic 9

 今日(というか日付変わったので昨日)、Appleから新しいプロ・アプリケーションが2つ、Finale Cut Studio と Logic Studio が発表されましたね。FCSは108,800円、Logicは54,800円と販売価格を下げたようです。また、FCSはアップグレード価格も下がりました(31,800円)。以前の5.5万ものアップグレード料金に比べればありがたい設定です(Adobeを意識してるんでしょうけど)。

 新しいLogic Pro 9 は特に目新しい機能は無いようですが、最近のトレンド?のギターアンプシミュレーターとストンプボックス・エフェクトが新しく追加されています。他に「Flex Time」という機能が追加されたようで、ProToolsのエラスティック・タイムと似たような機能をさらに強力にした印象です(Apple USにデモ・ビデオがあります、そのうちApple Japanでも観られるでしょうけど)。オーディオのクォンタイズやテンポ変化は勿論、オーディオトラックも含むセッションのマスターテンポをいったん落としてギターの速弾きとか(笑)をオーバーダブ(レコーディング)し、またもとのテンポに戻すといったことも簡単にできるようですね。他にも、他のセッションのトラックを簡単に読み込めたり(読み込んだトラックも「Flex Time」ですぐさまテンポを合わせられたり...)、複数テイクの編集がより使いやすくなっていたり、ドラムの音を他の音源にリプレースできたり、選択範囲のオーディオがEXSへ一発で転送できたり(それも自動的にスライスされて鍵盤に割り当てられている)、色々と改良されているようです。ただ、競合ソフトのCubase5にも付いたクオリティの高い(というより作業効率の高いと言ったほうが正解ですな)ピッチ修正機能は、今回のLogicには付いてはいないようです...(200以上の新機能搭載とか書いてはいるけど、ピッチ関連は現時点では宣伝されているようすも無いので...)。Logic Pro 8は(機能的な面で)完成度が高いと感じられたので後は効率の良いピッチ修正ができれば完璧に近いでしょうねと、ある先生とも話してたことがあるのですがね。次のバージョンでしょうかね(笑)。まあ、AutoTuneやMelodyneがあるので困りはしないんですがね、ヴォーカルものの作業も少ないし(苦笑)。
 とまあちょっと魅力的なLogic Studioですが、アップグレードはどうしようかな。学校との関連もあるので今すぐにはしないかも...とか言いつつ来月にはしていたりして(笑)。ちなみに、アップルストアでは販売が始まっていますが、出荷予定は4〜6週になっています。

01:29:09 | kyon | |
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