28 May

ノイズ・キャンセリング機能付きインイヤ（２）

　先日購入したソニーのノイズ・キャンセリング機能付きヘッドフォン...というよりインイヤ、なかなかいいです。この機能が付いていない通常のものに比べ、聴くときの音量は、iPodの音量バーで10％以上...かな...小さくなりました（バーの半分以下の音量）。普段からも耳の事を考え大音量では聴いてはいないのですが（ミックス作業などでヘッドフォンモニタをする時は大きめにすることが多いですが、そのかわり出来るだけ休憩を合間に入れるように心がけてます。ただ、集中すると休憩とらずにやることもしばしばなのですけどね...ってそれじゃだめじゃん（笑））、さらに音量が下がると同時に、周囲のノイズが少ないことから音楽も聴きやすくなった印象です。僕のiPodにはポップスやジャズ、ロック、クラシックと様々な音楽が入れ替わり鳴るようになってますので重宝です。なんたって宇多田ヒカルが終わったかと思ったら次に武満徹が流れたりしてますから（笑）。ライブラリをランダムな曲順で流すのはiPodの面白みですよね。ただ、オーケストラなどでダイナミックレンジが広い楽曲のかなり静かな部分はやはりちょっと聞こえにくいかも（ワーグナー：《トリスタンとイゾルデ》の「愛の死」冒頭とか）。多少音量を上げれば良いのでしょうが、地下鉄の中でそんな楽曲を聴こうとしているのが間違いなのでしょうけどね（笑）。
　低域ノイズは取説に載っている値では200〜1500Hzを抑制しているようです。低域を抑制するのは考えてみれば車のエンジン音や地下鉄の等の電車のノイズは主にそこにエネルギーが集中しているからでしょうね。また、それ以上の周波数のノイズは消えませんが、耳栓のようにインイヤ付属のラバーで耳を塞いでいるような状態でもあるので、通常の使用では気にならないと思います。ただ、骨伝導による音が認識されやすかったり、イヤフォン・コードと衣服との摩擦音が聞こえたりと（工夫すれば防げるかな）、歩きながらはちょっと耳についてきついかなぁ...（苦笑）。ま、道路を歩いているときに外の音が聞こえなくなるのはそれはそれでまずいと思いますから、その機能は使わないでしょうけどね。
　とにもかくにも、地下鉄や電車・新幹線、飛行機の中で音楽を聴く場合は良いツールだと思いました。ただ、くれぐれも音量はほどほどに。

　ところで、何気に聞こえてくる低音を抑制された外のノイズ、時々そちらに耳が集中してしまうことがあります。意外におもしろい音してます（笑）。